料理家が仕事の人脈を築く方法

スキルアップ

フリーで仕事をしていると、ふとどうしようもない孤独にとらわれることがあります。毎日多くの生徒に囲まれて「先生」と呼ばれ、慕われていても、果たしてそれだけでいいのだろうか……と。周りを見回せば、自らの料理教室は大盛況だというのに、さらに企業やメディアとも積極的に手を組んで活躍している料理家もたくさん。彼らが持っていて自分にないものは何? そんな人のために、今回は「仕事に生きる人脈の築き方」について考えてみましょう。

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2018年12月11日

そして、そういったところに出かける際は、名刺を持っていくことを忘れずに。初対面の人にはなるべく名刺を渡す、SNSでアカウントを交換し合うなどして、その後もつながれるようにしておくことが大事です。人脈を作るためには、たくさんの人たちと交流することになるので、ビジネスライクでクールな名刺を準備し、SNSも料理に関することだけを投稿するような仕事用のアカウントを作っておくことは必至です。

人脈を築く方法② あいさつ代わりに質問しよう

これまでとは少しだけ違う世界に顔を出すようになると、初めて会う人と話すのが億劫だと感じる人もいるかもしれません。しかし、イベントやセミナーに参加しても「見るだけ・聞くだけ」の受動的な取り組み方だと、相手の心に自分という存在を残すことはできません。人脈を築くというのは、「売り込みをする」こととは少し趣きが異なりますが、気づいてもらえない・記憶してもらえない、というのでは人脈形成にはあまり役立ちません。

ではどうすればいいのでしょう。初めて会う人と会話するなんて難しいと思う人は、相手に質問をしてみるのはいかがでしょうか。内容はどんなことでも大丈夫。食材がテーマの場所であれば、おすすめの料理法や旬、栽培方法などを聞いてみるのもよいでしょう。これまでの自分と接点が見い出せないような場所であれば、「それは、何ですか?」程度の初歩的質問でもOKです。質問に対して快く答えを返してくれる人であれば、そこから会話を始めればよいし、快い返事がもらえない場合は早々に切り上げて次にいこう、ということでまったく問題ありません。

そういう場で大切なのは、出来るだけたくさんの人と会話することではなく、「話が合いそうな素敵な人と出会えた!」という楽しい記憶を作ることです。そういった場合、往々にして相手も同じような印象を持ってくれているはずなので、今後もコミュニケートが続けられたらそれこそ最高の収穫です。

人脈を築く方法③ ひとりでも楽しんで行動できるようになろう

人脈を築くのと何の関係があるのだろうと思われるかもしれませんが、「一人で行動する」のは、仕事人脈形成のために大事なこと。前述の①や②で紹介した方法を実践するとき、できれば一人で行うほうがおすすめです。気後れするかもしれませんが、一人でイベントやセミナーに参加したり初めて会う人と会話するときというのは、相手からすればたった一人の人と対峙するので、余計なことに気をとられずに済みます。

そして、最も大切なのは、ひとりだと必要な緊張感が持続すること。家族や友人と一緒だと気が楽というのはもちろんですが、相手に自分をアピールしなくてはならない時に、同行者のせいでそれを遮られてしまったり、会話をすべき瞬間に同行者の都合で場を移らなければならなくなったりと、会話に集中できなくなる可能性があります。ふだんから「先生」と呼ばれ慣れている人であれば、一人で行動することで、教える立場から離れてモノを言ったり質問したりできるという良さもあります。

知らない人と会話するのが大好きという社交家タイプの人も、注意したい点があります。初めて会う人というのは、その人とその後どんなつながりが持てるかなど、その時点では分かりません。なのであまりにも打ち解けすぎたり、個人的な情報をさらけ出してしまうのは避ける方が無難。また、相手が大変有意義な仕事につながる可能性を持つ人だと分かった場合に、自己PRをついつい一生懸命やりすぎるのもNGです。自分をアピールすることは重要ですが、初見の場でいきなり……という方法だと、よほど上手に話が出来る人でない限り、単に「前のめりな人」という印象しか残せません。これではもったいない話。

結局、話が終わって別れた後に「楽しい人と出会えたな」とお互いにふんわりした好印象を感じられるくらい、というのが最たる成功といえそうです。

人脈を築く方法④ 後日「連絡したい」と思ってもらえる工夫を

人脈を築くのに功を奏するのは、初対面で「この人、なんだか楽しいな」という印象をお互いに持てること。そして、この好印象を「この人と仕事をしたら面白そう」という興味にシフトしてもらうには、さらなる工夫が必要です。

多くの場合、イベントやセミナーなどで会った人とその後またつながる可能性というのは、さほど高いものではありません。よって、その後に再度コネクションを作るには、事前準備と事後フォローがものを言います。ここでは料理家を対象に考察していますが、フリーで仕事をする人全般にも言えることかもしれません。

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写真/Unsplash

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