人気店のシェフや料理家など、食のプロフェッショナルに教わる逸品レシピ。今月は、旬の食材を楽しむ中国料理を学びます。
牡蠣のうま味を凝縮した絶品レシピ
東京・恵比寿の中国料理の名店「マサズキッチン」の鯰江真仁シェフに学ぶ、家庭で再現できる中国料理。第2回は、牡蠣を使った一品料理を教えてもらいました。
牡蠣といえば、貝類の中でも特に人気の高いスター食材。さまざまな調理法がありますが、今回は旬の味わいを楽しめるオイル蒸しに挑戦しましょう。
牡蠣は、生食用のものを使用します。うま味を逃がさないように汚れを塩水でサッと流し、片栗粉でコーティングして、ぷりっとした弾力をキープ。片栗粉はごく薄くつけ、余分な粉をはたいて落としてから、オイルにくぐらせます。
オイルにつけた牡蠣は器に盛り、にんにくチップを添えて、蒸し器に入れます。牡蠣は加熱しすぎると身が縮み、風味や食感が損なわれるため、加熱時間を守りましょう。
牡蠣が蒸し上がったら、熱い油をかけたねぎを添えます。ねぎは、十分に熱した油をかけることで香りが立ちますが、ねぎをフライパンで炒めてもOKです。
旬の牡蠣のおいしさを引き出すプロならではのテクニックは、いかがでしたでしょうか? おもてなしにはもちろん、お酒のおつまみにもぴったりな「牡蠣のオイル蒸し」、ぜひお試しください。