ハワイアン ガーリック ソイビーン

料理教室を主宰する人気料理家の「とっておきの一皿」をご紹介する連載。教室でも生徒さんから大好評だったオリジナルレシピや、自身にとっても思い入れの深い一品をお届けします。毎日の食卓からおもてなしにまで活躍する、季節感やトレンドを感じられる自慢の味をぜひ試してみてください。

手が止まらない! ロコ気分に浸れるハワイ風枝豆メニュー

おもてなし料理教室「Assiette de R」を運営する竹内理佳子さんが教えてくれるのは、大人にも子どもにも大好評の「ハワイアン ガーリック ソイビーン」です。

「旅先で出会ったメニューを再現するのが好きで、今回ご紹介したメニューもそんな一皿です。ハワイのカジュアルなお店でよく見かけるメニューなんですが、にんにくや生姜が効いた甘辛味のハワイ風のおつまみ枝豆といったイメージです。家族から“家でも食べたいから再現してほしい”とリクエストを受けた逸品なんですよ。家で何度も試作をしてたどり着いた味で、家族からも合格をもらいました。うちに遊びに来た友人にも、教室の生徒さんにも大好評で、簡単に作れるし美味しいので、自宅でもよく作ってくださるそうです」

作り方のポイントを教えてください。
「ソースは強火でしっかり煮詰めてカラメリゼしてください。テフロン加工で、全体に枝豆が広げられるくらいの大きさのフライパンがおすすめです。また、作りたてが美味しいので温かいうちにお召し上がりください。時間が経つと枝豆から水分が出てきて味がぼやけてしまいます。おもてなしの時には、お客様がいらしてから作るようにしています。ビールによく合うので大人にも喜ばれますが、それほど辛くないので子どもにも人気の味です。辛いのが苦手なお子さん向けには、鷹の爪や豆板醤を減らすとよいでしょう」

香味野菜の豊かな香りが複雑に溶け合った甘辛ソースをまとった枝豆が新鮮!一度食べたら、また作りたくなること間違いなしの美味しさと簡単さで、枝豆の新しい魅力に出会えます。

2022年06月14日

レシピ作成
竹内理佳子さん
調理時間
20分 ※内準備時間0分

材料4人分

枝豆
大1パック(250g)
適量
ごま油
大さじ2

A

にんにくのみじん切り
大さじ1.5
生姜のみじん切り
大さじ1
干しエビのみじん切り
大さじ1
長ネギ(青い部分)のみじん切り
2本分
鷹の爪
小さじ1/2
豆板醤
小さじ1/4

B

醤油
大さじ1
砂糖
大さじ1.5
オイスターソース
小さじ1
はちみつ
大さじ1/2
紹興酒
大さじ1/2

手順

下準備

  1. 1

    干しエビは水で戻しておく。

作り方

  1. 1

    枝豆は、キッチンバサミでさやの両端を少し切り落とす。表面に塩適量をまぶし、全体になじむようにもみ込んでしばらく置き、うぶ毛やゴミがとれたら水で洗う。鍋にたっぷりの水を入れて火にかけ、沸騰したら枝豆と塩適量を入れ、固めに茹でてざるに上げる。

  2. 2

    フライパンにごま油を入れて中火にかけ、Aを加えて炒める。香りが立ったら、混ぜ合わせたBを加えて強火にする。時々フライパンを揺すりながら、ほぼ汁けがなくなり、ツヤが出るまで煮詰める。

  3. 3

    枝豆を加えて強火のまま、フライパンをあおるようにして水分をさらに飛ばしながら全体にからめ、カラメリゼする。

  4. 4

    器に盛り、温かいうちに食べる。

撮影/佐藤朗 スタイリング/綱渕礼子 取材・文/岡井美絹子

PROFILE
竹内理佳子さん

ル・コルドンブルー東京校 フランス料理・菓子グランディプロム、バンディプロム取得。JSA認定ワインエキスバート。パリリッツエスコフィエ オートキュイジーヌ、江戸茶懐石柳原料理教室研修科・本科・師範科、東京會舘中華料理専科のほか、多数の料理教室にて勉強。ミシュラン二つ星レストランにて研修、ル・コルドンブルーシェフアシスタントも経験。
1998年より自宅にて、4~6人の固定グループでの実習付きおもてなし料理教室を開催(なお、現在はコロナ禍のため不定期、非公開にて開催中)。
Instagram:@assiette_de_r