皮を器にした「大人のスイカゼリー」

2018年06月20日

話題の料理の作り方、おいしい食べ方をお伝えするこちらの企画。今月は、気温がグングン上がるこれからのシーズンにぴったりな冷菓を作りましょう。

ロゼスパークリングと一緒に食べたい大人のゼリー

デザートに旬があるとすれば、つるんとしたのどごしのゼリーを一番おいしく食べられるのはやっぱり夏。今回は、おしゃれでフォトジェニックなレシピ本として話題の『果汁、果肉を詰め込んで。~果物と野菜のゼリー』(グラフィック社)の著者で、フードスタイリスト&フードコーディネーターとして活躍する袴田尚弥さんに、店頭に並びはじめたスイカを使ったゼリーの作り方を教わります。

こちらの本で紹介されているゼリーの特長は、果物や野菜そのものを器にしていること。実った果物や野菜のイメージはそのままに、袴田さんらしい美しい色合いのシンプルシックな世界観が投影されています。また、ゼリー液は果肉や果汁などを余すところなく使って作られていて、香り豊かな果物や野菜を丸ごと味わえる大人のための贅沢なゼリーに仕上がっています。

ゼリー液のベースとなる果汁は、スイカの果肉を濾して作るから純度100%。果肉は皮からすべてくり抜かずに少し厚めに残し、スイカのシャリシャリ感とゼリーのプルプル感を同時に楽しみます。

ゼリーの凝固剤には、常温で固まり、ゼラチンや寒天よりも透明度の高いアガーを使用。でき上がったゼリーは型崩れしにくく、持ち歩きしやすいのでギャザリングのデザートにもおすすめです。

ゼリー液は、果肉をくり抜いた部分が完全に満たされるまで、スイカの器に流し入れます。種に見立てたブルーベリーも加えて、よりリアルにスイカを再現しましょう。

スイカの果汁にロゼワインを加えて作る大人のゼリー。フレッシュな果肉を使い、自然の香りや形を活かして作るゼリーは、ヘルシーさと見た目の美しさを両立。

2018年06月20日

レシピ作成
袴田尚弥さん
調理時間
180分 ※内準備時間20分

材料スイカ1/2個分

小玉スイカ(直径約19cm)
1/2個
ブルーベリー(冷凍)
20粒程度
スイカ果汁
200ml
ロゼスパークリングワイン
250ml
グラニュー糖
60g
アガー
18g
岩塩
適量

手順

下準備

  1. 1

    小玉スイカは、グレープフルーツナイフで皮から3cm内側にラインを引き、ラインに沿ってスプーンまたはフルーツボーラーで果肉をきれいにくり抜いて、スイカの器を作る。

  2. 2

    くり抜いた果肉はザルに入れ、へラなどで刻みながら漉して200mlのスイカ果汁を用意する。

作り方

  1. 1

    小玉スイカの器を、動かないように固定し、冷凍ブルーベリーを入れる。

  2. 2

    ゼリー液を作る。ボウルにグラニュー糖とアガー入れ、混ぜ合わせる。

  3. 3

    小鍋にロゼスパークリングワインを入れ、2を少しずつ加えながら泡立器で混ぜて溶かす。

  4. 4

    中火にかけ、沸騰したらスイカ果汁を加えてよく混ぜ合わせる。再び沸騰したら火を止める。粗熱が取れたらスイカの容器に縁ぎりぎりまで流し入れる。表面が固まったらバットなどに移し、冷蔵庫で2時間ほど冷やし固める。

  5. 5

    好みの大きさに切り、好みで岩塩をかけて食べる。

撮影/川上輝明 取材・文/江原裕子

愛用道具
「SELECT100 オーバル型計量スプーン5本セット」(貝印)。計量部とハンドルに継ぎ目がなく、洗いやすいからいつでも清潔に保てます。調理台の上など水平な場所に固定して置いておけるので、置いた状態での計量や、計った調味料の仮置きも可能。大さじ1、大さじ1/2、小さじ1、小さじ1/2、1mlの5本組。

料理家紹介
袴田尚弥(ハカマタ ナオミ) さん
「&N kitchen studio」主宰。自動車メーカーでデザイナーとして活動後、渡米。4年間のカリフォルニア生活で、食とビジュアルのセンスを磨く。帰国後、料理研究家としてのキャリアをスタートし、食とスタイリングを融合させたフードスタイリスト&コーディネーターとして活躍。洗練されたシックなスタイリングが得意で、雑誌、広告などをはじめとするレシピ開発、スタリイングを行う。

著書紹介
『果汁、果肉を詰め込んで。~果物と野菜のゼリー』(グラフィック社刊)