鴨のコンフィと豚のガレット

フライパンにエシャロットとにんにくのみじん切りを入れて中火で熱し、2の肉類をすべて加える。

豚足のゼラチン質が溶けるまで加熱したら、コンフィの残りの鴨だしと刻んだパセリを加え、紙を敷いたテリーヌ型に流し込む。3時間以上、できれば一晩冷蔵庫で冷やし固める。

グリビッシュソースを作る。茹で卵を黄身と白身に分け、黄身にオイルを加えながら混ぜて乳化させ、刻んだ白身、ケイパー、チャービルを加えてよく混ぜる。

冷蔵庫で冷やし固めたテリーヌを2㎝幅に切り出し、表面に小麦粉をまぶす。フライパンにオリーブオイルとバターを入れて中火で加熱し、バターが溶けたら表面をかりっと焼いて取り出す。同じフライパンで付け合わせのジャガイモ、アスパラ、ねぎを焼く。

1 2

鴨肉、豚頰肉、豚足それぞれの肉のうま味や香り、食感が凝縮された濃厚なテリーヌを香ばしくカリッと焼きあげ、酸味のきいたグリビッシュソースがアクセントに。実味たっぷりのワインが欲しくなります。

2020年08月13日

レシピ作成
岡田宏さん
調理時間
300分 ※内準備時間0分

材料8人分

鴨のコンフィ
2本
豚足
200g
豚ほほ肉
200g
鴨コンフィのだし(ジュレ状)
大さじ2
エシャロットみじん切り
大さじ1
にんにくみじん切り
大さじ1
じゃがいも
小2個
アスパラガス
3本
ねぎ
5㎝分
バター
20g
小麦粉
20g
オリーブオイル
大さじ2
イタリアンパセリ
適量
適量

グリビッシュソース

茹で卵
1個
オリーブオイル
大さじ1
ケイパー
小さじ2
チャービル
適量

手順

下準備

  1. 1

    鴨は1%の塩をして12時間寝かせ、鴨脂で70℃前後を保ちながら3時間ほど加熱してコンフィにする。残った鴨だしは取っておく。豚足は、大鍋にかぶるぐらいの水(分量外)と玉ねぎ、にんじん、セロリ、しょうがなどの香味野菜(分量外)を入れ、最初は強火で沸かしてアクを取り、その後中火で3時間ほど柔らかくなるまで茹でる。骨から外したら細かく切り、容器に入れて冷やし固める。豚ほほ肉も鴨同様にコンフィにする。この作業を前日までに終えておく。

作り方

  1. 1

    フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、下拵えしておいた鴨のコンフィの皮目をこんがり焼く。フライパンに残った油は取っておく。鴨を骨から外し身をほぐす。豚足は1.5㎝ほどの角切りにする。豚ほほ肉も同様に角切りする。

  2. 2

    フライパンにエシャロットとにんにくのみじん切りを入れて中火で熱し、1の肉類をすべて加える。豚足のゼラチン質が溶けるまで加熱したら、コンフィの残りの鴨だしと刻んだパセリを加え、紙を敷いたテリーヌ型に流し込む。3時間以上、できれば一晩冷蔵庫で冷やし固める。

  3. 3

    グリビッシュソースを作る。茹で卵を黄身と白身に分け、黄身にオイルを加えながら混ぜて乳化させ、刻んだ白身、ケイパー、チャービルを加えてよく混ぜる。

  4. 4

    2を2㎝幅に切り出し、表面に小麦粉をまぶす。フライパンにオリーブオイルとバターを入れて中火で加熱し、バターが溶けたら切り出した2を入れ、表面をかりっと焼いて取り出す。同じフライパンで付け合わせのジャガイモ、アスパラ、ねぎを焼く。

  5. 5

    器に4を盛り付け、仕上げにグリビッシュソースをかける。

撮影/田尻陽子 取材・文/馬田草織

「Restaurant OKADA」オーナーシェフ・岡田宏さん

1977年、東京都出身。母親の手伝いをするうちに料理の楽しさに目覚め、特にフレンチに憧れを持つようになる。調理学校を卒業後にフランス料理のレストランで修業。ソムリエの資格も取得する。2004年から4年半に渡ってフランスへ留学。本場のビストロで研鑽を積むほか、2年間ワイナリーに住み込みでワイン造りに従事した経験も。2011年2月、広尾に「Restaurant OKADA」をオープンさせる。

SHOP INFORMATION
店名:Restaurant OKADA(レストランオカダ )
住所:渋谷区広尾5-17-11 アーパス広尾1F
Tel:03-5475-1521
営業時間:
平日    18:00~23:00(L.O.)
土曜・祝日 12:00~14:00(L.O.)、18:00~22:00(L.O.)
日曜    12:00~14:00(L.O.)、18:00~21:00(L.O.)
定休日:月曜
HP:https://restaurantokada.com